☆2006年型ホンダ主要輸出車

 ホンダは9月30日、現地時間10月1日より開始のパリショーにおいて展示する2006年型車の一部を発表した。
 日本の本田技研工業より発表された広報リリースは下記のとおりで、同じものがホンダの一般向けwebサイトにも同時公開された。とはいえ、内容はかなり簡素なものである。一方で、ホンダ欧州のwebサイトにはすでに各種の情報が掲載されており、各モデルのかなり詳しい解説が載っているpdfファイル(日本語はない)もダウンロードできる。このファイルは、日本の10月1日発売の専門誌が多分に記事ベースにしたと思われる。ホンダ欧州サイトは↓だ。
http://www.mc.honda-eu.com
 日本で売るのではないから、あるいは表向き発表したのは欧州現地法人ホンダ・ヨーロッパ・モーターサイクルだから……という理屈であろう。世界二輪市場のリーディングカンパニーとしては日本向けでないモデルを日本語で詳細リリースすることはできない……でもあろう。タテマエ論や立場は分からなくはないけれど、ユーザー感覚からすれば少々冷たい気もするのではないか。日本の本田技研工業の広報サイトにアップされた写真も以下のものだけだ。紙媒体(バイク専門誌)向けほどとは言わないまでも、日本の一般ユーザーが、海外ユーザーと同時に、写真や詳細説明をオフィシャルサイトで眺められるようにはできないものだろうか。対役所の問題もあるのだろうとは思うが。
 以下に、本田技研工業より発表されたリリースを、ほぼそのまま掲載する。

*************以下ホンダのリリース***********

2005年9月30日
 欧州向け二輪車 2006年型モデルを発表
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 Hondaの欧州現地法人であるホンダ・ヨーロッパ・モーターサイクル(本社:イタリア ローマ、社長:根岸 )は2005年9月29日19時30分(日本時間:2005年9月30日 午前2時30分)に以下を発表いたしましたので、その内容をご案内いたします。

<ご参考>
 ホンダ・ヨーロッパ・モーターサイクルは、欧州向け2006年型モデルの発表をフランス パリ市にて行った。10月1日に開幕する二輪車モーターショー「パリ サロン(Mondial du Deux Roues 2005)」に出展する。

 今回は、世界最高峰の二輪ロードレース(MotoGP)参戦マシン「RC211V」の先進技術を取り入れた「CBR1000RR」の軽量化とスタイリング変更を行い、運動性能をさらに高めて投入するほか、ニューモデルとして、ツーリングスポーツモデル「CBF1000」、大型スクーター「Silver Wing」の400ccモデルを投入。さらに、1998年の発売以来、好評を得ているスタイリッシュなツーリングモデル「Deauville」の排気量を拡大(650ccから680cc)し、走行性能をさらに高めるとともに、大容量の収納ケースや視認性の高いデュアル・マルチ・リフレクター・ヘッドライトなどの装備を追加し、販売する。
 これらのモデルは、欧州排出ガス基準「EURO3」を達成する高い環境性能を兼ね備えており、前・後輪連動アンチロックブレーキシステム(ABS)をタイプ設定している(CBR1000RR、Silver Wing 400には設定なし)。主なモデルの概要は次の通り。

●CBF1000 ABS

 水冷・4ストローク・直列4気筒1000ccエンジンを搭載した新型ツーリングスポーツモデル。
 エンジンは、「CBR1000RR」をベースとしたもので、電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)やエアインジェクションシステムを採用し、低回転域から高回転域まで幅広い領域で扱いやすい仕様となっている。
 また、ライダーの体格に合わせてシート位置を調節できる“アジャスト式シート”を採用し、より快適なライディングを楽しめる仕様とした。
 さらに、欧州排出ガス基準「EURO3」を達成しており、前・後輪連動ABSをタイプ設定するなど、トップレベルの環境・安全性能を兼ね備えている。
 生産は、Hondaの子会社ホンダイタリアインダストリアーレ・エス・ピー・エー(イタリア)で行い、06年初より欧州各国で順次販売する。販売計画は、欧州全域で年間10,000台。

●Deauville ABS(ドゥービルABS)

 水冷・4ストローク・V型2気筒680ccエンジンを搭載したスタイリッシュなツーリングモデル。今回は、排気量を拡大し、街中から高速道路まで、幅広い使い勝手に応える爽快な走りを実現。フェアリングと完全一体化した大容量パニアケースを装備し、優れたウインドプロテクション効果を発揮するアジャスタブル・ウインドスクリーン、視認性の高いマルチリフレクタータイプのデュアルヘッドライトなど、快適な走行を実現する装備を兼ね備えている。また、欧州排出ガス基準(EURO3)に対応、前・後輪連動ABSモデルを追加設定している。生産は、Hondaの子会社モンテッサホンダ・エス・エー(スペイン)で行い、06年初より欧州各国で順次販売する。販売計画は欧州全域で年間8,000台。

●CBR1000RR
 二輪ロードレースの最高峰「FIMロードレース世界選手権(MotoGP)」で活躍している「RC211V」の先進技術を取り入れた、水冷・4ストローク・直列4気筒1000ccエンジンを搭載したオンロードスーパースポーツモデル。今回は、車体全体で約3kgの軽量化とスタイリングの変更を行い、より高い運動性能を実現するとともに、欧州排出ガス基準(EURO3)を達成するなど、高い環境性能を兼ね備えている。生産は、浜松製作所で行い、06年初より欧州各国で順次販売を開始。販売計画は欧州全域で年間13,000台。

●Silver Wing 400
 水冷・4ストローク・DOHC2気筒エンジンを搭載した大型スクーター。
 日常の足からツーリングまで、長時間のタンデム走行でも快適に移動できる走行性能と利便性を融合した大型スクーターとして開発され、日本、北米、欧州市場で販売している「Silver Wing(600ccモデル)」。今回は、日本のみで販売していた400ccモデルを新規投入し、ラインアップ拡充を図る。欧州排出ガス基準(EURO3)に対応。生産は熊本製作所で行い、05年秋より欧州各国で順次販売する。販売計画は、欧州全域で年間4,500台。

<以上>