☆2004年型カワサキZ750発表


 諸般の業務に忙殺されていて掲載が遅れたが、カワサキの2004年モデルの続報である。  このZ750は、車体もエンジンもベースがZ1000である。ただ、異例なほどスパルタンな走りであるZ1000に対し、こちらはもっと初心者にも優しい特性であり、価格設定も低く設定されると思われる。尖ったところが魅力のZ1000ではあるが、こなれ切っていない面があるのも事実。この750版はずっとユーザー・フレンドリーなものであると想像できる。またZ1000に対して、ビキニカウルなどデザインが変更されており、マフラーも1本出しであるなど、変更箇所は多い。電子制御系などは、さらに進化したものとなっていよう。エンジン性能を除く主要諸元が発表されていることから、発売は間近であるはずだ。
 以下にその概要をカワサキ広報より発表のPDFデータを元に、内容をtsujiの判断でやや簡略化した文章を、同広報提供の写真とともに掲載する。

*************以下カワサキのリリース参照レポート***********


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マーケティングコード:ZR750J
モデル名称:Z750
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【モデルコンセプト】
 好評のスーパー・ネイキッドZ1000に続き、より広い使用用途に適応し、幅広いライダー層をターゲットとした、中排気量クラスの新型ネイキッド・スポーツモデル。Z1000のアグレッシブで挑戦的なスタイリングを踏襲しつつも、フレッシュで躍動感に溢れた、独自のスタイリングを備える。
 Z1000のものをベースに新開発された排気量748ccのエンジンには、高度な燃焼制御を実現した電子制御燃料噴射システムを搭載し、広いパワーバンドと高出力を両立。その他、スタイリッシュな楕円断面マフラーを装備したオールステンレスのエキゾースト・システム、LEDを使用したインストゥルメント、Ninja ZX-10R と共通デザインの新型軽量ホイールなども特徴として挙げられる。「剛性バランス」を重視したシャーシと鋭いスロットルレスポンスがもたらす軽快なハンドリングは、市街地で、高速道路で、そして郊外のワインディングロードで、ライダーに走る喜びを与える。

★★★概要
★Z1000の高性能エンジンをベースとする水冷748cc並列4気筒エンジンは、広い回転域にわたって滑らかでリニアなパワーを発生。その結果、ライダーがそれぞれの技能レベルに応じてスポーツ走行を楽しむことを可能とした。また、新開発の電子制御燃料噴射システムは、高度な制御を可能とするデュアル・スロットル・バルブと微粒化インジェクターを採用し、スムーズなスロットルレスポンス、低燃費とあわせて排出ガス中の有害物質の低減も実現。
★Z1000 のフレームのモディファイを中心に「剛性バランス」を重視して開発されたシャーシは、ライダーの操作に忠実で応答性のよいハンドリング特性を実現。スムーズな乗り心地と路面追従性を発揮する、高剛性のフロントサスペンションとリンク機構を備えたリヤサスペンション。強力な制動力をもつフロント・リヤのディスクブレーキ。これらにより、様々なライディング状況下において常に優れた走行安定性を発揮する。
★人間工学に基づいて開発された、シート及び燃料タンクの形状に加えて、理想的な配置としたシート/ステップ/ハンドルバー。その結果、幅広い層のライダーに快適なライディングポジションを実現。
★Z1000 の魅力的なスタイリング要素を数多く踏襲しながらも、中級技能レベルのライダーや女性、若年層の顧客が比較的多い中排気量クラスのスポーツモデルにふさわしい、よりフレッシュで軽快、躍動感のある意匠デザインを採用。

【主な特徴】 ★★★エンジン

★Z1000のエンジンをベースに開発された、優れたレスポンスを誇る水冷DOHC4バルブ並列4気筒エンジン。
★Z1000をベースとしたシリンダーヘッドは、排気量の変更によるシリンダーボアの縮小に適応した新形状の燃焼室、吸気/排気ポート、バルブ配置を採用。
★新開発の電子制御燃料噴射システムの採用により、広いパワーバンド、滑らかなパワー特性と優れたスロットルレスポンスを実現。
★デュアル・スロットル・バルブをもつ34mmのスロットルボディと微粒化インジェクターの採用によって、卓越したパワー特性、優れたエンジン始動性、低燃費をあわせて実現。
★スタイリッシュな楕円断面マフラーを装備した、4into1タイプのオールステンレス製エキゾースト・システムを採用。エキゾーストパイプのヘッダー部分で1/4番、2/3番を連結し、すべての回転域で滑らかなスロットルレスポンスを獲得。
★Z1000の大型ラジエーターの採用によりオイルクーラーを省略し、シンプルなエンジン外観とコンパクトなエンジン・パッケージを実現。また、静粛性の高いNinja ZX-12R タイプのファンを採用。
★市街地での低速走行から高速道路での高速走行まで、様々な走行状況を考慮したギヤ・セッティングとし、スムーズなシフト操作を実現した。

★★★車体関係
★Z1000の基本骨格をベースとして、Z750のエンジンパワーに最適化した剛性バランスをもつフレームは、Z1000譲りの高い安定性はそのままに、より幅広い走行状況において軽快でレスポンスに優れたハンドリング特性を実現。
★ボックス断面の高剛性スイングアームは、シャーシの屈曲を軽減するとともに、卓越した路面追従性を発揮。
★フロントサスペンションは、φ41mmインナーチューブ径の成立型。あらゆる速度域において、しなやかな乗り心地と優れたステアリングフィードバックを実現。

★リヤサスペンションは、ボトムリンク式ユニ・トラック構造。スムーズな乗り心地と路面追従性能を実現。アルミ製のサスペンション・リンケージは軽量化に貢献するとともに、レスポンスに優れたリヤサスペンションの作動特性を実現。

★フロントブレーキは、2ポット・キャリパーを装着した外径300mmのデュアル・ディスク。市街地や高速道路での余裕をもったライディングを可能にする。

★リヤブレーキにはシングル・ディスク(外径=220mm)とピンスライド・キャリパーを採用し、バネ下重量を軽減。
★ZX-10Rと共通デザインのH型断面の6本スポークをもつ、スタイリッシュな軽量ホイールを採用。鉛製に代えてスチール製のホイールバランサーを採用し環境対策を向上。

★★★ライポジ
★中級技能レベルのライダーや女性ライダーにも余裕をもって扱えるように、足着き性に優れた自然なライディングポジションを実現。
★シート/ステップ/ハンドルバーを理想的な配置とした、自由度の高いライディングポジションを実現。高速道路での長距離走行のような状況下でもライダーの疲労を最小限に。
★燃料タンクの後半部を絞り込み、ライダーがニーグリップしやすい形状とした。

★★★ボディ
★ビキニカウル両サイドに水平ダクトを設置し、通過した気流の生み出す「エアカーテン」がライダー上半身周辺の乱気流を低減することで、高速走行時のライダーの快適性を向上。(カワサキ独自の技術で特許取得)
★Z750のビキニカウルは、Z1000のフロントカウルデザインを踏襲しつつ、よりコンパクトでフレッシュな印象を与える形状とした。

★エッジを効かせた面で構成された、シートカウルや車体各部の意匠パーツにより、Z750独自のスタイリングを実現。
★よりアグレッシブな外観のシングルシートカバー(オプション)を、タンデムシートと交換して装着可能。

★外装の中央部分はヘアライン加工、両端部は美しいポリッシュ仕上げとした楕円断面マフラーを採用。
★光沢仕上げと艶消仕上げの組合せを車体各所の表面処理に採用して、Z750のスポーティなイメージをより強調。
★前後ステップのブラケットを別体式として、軽快感のある外観を実現するとともに、ユーザーによるアフターパーツ選択の自由度を向上。
★金色のエンジンカバー・ボルトを採用して、品質感を向上させるとともに、マシン全体のカラーリングにアクセントを加えた。
★Ninjaシリーズと同様のデザインを採用した、軽量一体式のインストゥルメント・パネルには、バーグラフタイプの液晶タコメーター、デジタル表示の液晶スピードメーターに加え、液晶表示のデジタル水温計、時計、距離計、燃料計、さらに様々なインジケーター・ランプを装備。また、バックライトに赤色LEDを採用して、視認性と表示の美しさをともに向上。

★★★車体色
* オリエンタル・ブルー
* サンビーム・レッド
* エボニー

★★★主要諸元
エンジン形式=ZR750-J1
水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量748cc
ボア×ストローク68.4x 50.9mm
圧縮比11.3 :1
最高出力&最大トルク=未定
燃料供給方式=電子式燃料噴射 スロットルボディφ34mm×4(Keihin)
点火方式=フルトランジスタ
始動方式=セルフスターター
潤滑方式=圧送式・ウェットサンプ(オイルクーラー装備)
変速機6 段 リターン
フレーム形式=ダイヤモンド(高張力鋼管製、着脱式エンジンマウント装備)
ホイールトラベル=F:120mm/R:126mm
タイヤ=F:120/70ZR17M/C(58W)/R:180/55ZR17M/C (73W)
キャスター=24.5度 トレール=104 mm
ハンドル切れ角=左右各33度
サスペンション F=テレスコピック(インナーチューブ径41mm)
R=スイングアーム(ボトムリンク式ユニ・トラック)伸側減衰4段階調整式/スプリングプリロード7段階調整式
ブレーキ F=セミフローティング300mmデュアル・ディスク/2ポットピンスライドキャリパー
R=220mmシングルディスク/1ポットピンスライドキャリパー
全長/全幅/全高=2,080/780/1,040 軸間距離=1,425mm
シート高=815mm 乾燥重量=195kg 燃料タンク容量=18リットル

<以上>