☆2003年型ホンダ欧州向け機種が発表

 ホンダより、2003年型のヨーロッパ向けモデルが発表された。注目すべきは、125&150ccという小型スクーターにインジェクション仕様の4ストロークエンジンが採用されたことである。すでにヤマハは2002年9月より、台湾の現地法人からインジェクション仕様の4ストロークエンジンを搭載したマジェスティ125を生産発売している。クルマと比較すれば、はるかに送れた話だが、排ガス抑制や省エネルギーを目指して、バイクの世界でも急速にインジェクション化が進み始めたようだ。なお、フルモデルチェンジされたCB1300は、2003年の1月末か2月早々にはCB1300SFとして国内仕様が発売されると思われ、そのレポートはビッグマシン誌2003年1月号に僕の執筆したものがある。

****************以下ホンダのリリース**************


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2002年12月4日
欧州向け2003年型 二輪車新型モデルを発表
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 本田技研工業(株)の欧州現地法人であるホンダ・ヨーロッパ・モーターサイクル(本社:イタリア ローマ、社長:北原 正一)は、2002年12月4日(現地時間午後2時、日本時間午後10時)に以下を発表致しましたので、その内容をご案内致します。

<ご参考>
 ホンダ・ヨーロッパ・モーターサイクルは、2003年型ニューモデルの発表をイタリア ボローニャ市内のイベントスペース、「パラッツォ・アルベルガーティ」にて行った。
 主要モデルの概要は以下の通り。

●パンテオン/パンテオン150

 水冷・4ストローク・単気筒125ccと150ccの2種類のエンジンを搭載した、スタイリッシュなスクーター。今回はフルモデルチェンジで外観を一新するとともに、これまで大型スポーツバイクに搭載されていたPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)を小型車用に新たに開発し、Hondaとしてこのクラスに初めて搭載した。このPGM-FIの搭載により力強くスムーズな乗り心地と低燃費を実現するとともに、2003年に施行される欧州エミッション規制(EURO-2)を大幅にクリアした。
 生産はホンダイタリアインダストリアーレ・エス・ピー・エー。2003年1月に販売を開始。販売計画は25,000台/年。

●新開発の小型PGM-FI(パンテオン/パンテオン150に搭載)
 新開発のPGM-FIは125ccという小型車に搭載するため、従来の大型機種で蓄積したFI技術を最大限活用しながら、Hondaの小型化技術を駆使し開発を行った。この小型PGM-FIを搭載する事で環境負荷の低減や走行性能及び経済性の向上など、新たな価値を提供する。開発にあたっては、従来の大型車に比べてセンサーの数を8種類から6種類、システム全体の部品数を16部品から9部品に削減することでコストを低減した。従来のキャブレターに比べ大幅な軽量化と小型化を実現。排出ガスはEURO-2規制値に対し、CO、HC、NOxがそれぞれ約1/6、1/10、1/3というハイレベルを達成。燃費は2ストロークの旧型パンテオンと比べ約45%向上した。

●CB1300

 高性能な水冷・4ストローク・直列4気筒1300ccエンジンを搭載したオンロードネイキッドスポーツモデル。新設計の軽量コンパクトなエンジンとフレームにより、軽快で力強く上質な乗り心地を実現した。更に心地よいサウンドやバイブレーションといったフィーリング面にも徹底的にこだわり、感覚的な性能も向上させている。また多機能デジタルメーターの採用やシート下にあるクラス最大級12.4Lの収納スペース、豊富なオプションパーツ設定など、欧州の様々なユーザーの嗜好にも対応している。
2003年3月に販売を開始。販売計画は4,000台/年。

●HORNET

 水冷・4ストローク・直列4気筒600ccエンジンを搭載したミドルクラスのオンロードネイキッドスポーツモデル。基本的なコンセプトはそのままに、使いやすい電気式スピードメーターの採用やHonda独自の盗難抑止システムを標準装備した。またヒートチューブとメタルキャタライザーを使った環境にやさしいエンジンを実現するなど、機能性および環境性能の向上、またデザインの変更により外観を更に洗練させた。
2003年2月に販売を開始。販売計画は17,000台/年。

<以上>