☆6月4〜6日 中央日本堪能パーティー2005



 我がニッポンのど真ん中を闊歩するという、この雄大な企画。その第1回を昨年開催したのだが、なかなか好評であった。そこで今年は内容をグレードアップしつつ、高地での新緑が最も美しい時期であろう梅雨入り直前の6月開催としたのである。
 この企画の価値は、まずロケーションの素晴らしさだ。本州中央部分をバイクで走りまわると、島国とはいえ日本の自然のでっかいスケールを全身で浴びるように感じられる。今回の場合で言えば、静岡の太平洋岸近くから北上し長野を縦断、群馬県にまで至るルートである。南アルプスの懐、2000m級の尾根筋などを走りながらアップダウンを繰り返す。その道は、高速道路なみに飛ばせるところもあれば、簡易舗装の林道レベルも多々あり、その状況変化がじつに日本の峠的で愉快である。3000m級のアルプス群や爽快な唐松林といった絶景を堪能しつつ千変万化の道を風のように走り抜ける、これぞ日本の公道スポーツ、といった世界にドップリと浸れる。
 もうひとつの価値。それは実行エリアの意義であり、tsuji自身はこちらの価値のほうを重く思っている。ここはニッポンの西と東の接点であり、出発点の浜松は関東からも関西からも3時間程度でアクセスできる。解散場所も似たようなものに設定が可能。せっかくwebサイトというツールを使っているのだから、より広いエリアの人々が集う宴を催さなければ。そもそもが、その発想から生まれた企画なのである。
 その思想を今年は発展させ、3日間の開催とした。3日間を通しで参加するもヨシ、都合のつくどちらか2日間だけの参加とするもヨシ。tsujiとしては運営管理が複雑になるが、この設定ならば、より多くの人々が集えるのではないかと思った。普段は生活圏もライフスタイルもまるで違う脈絡のない人々が、ともに走り、ともに語らう時間を作りやすいと思った。あるいは、より深くニッポンのど真ん中を味わえるのではないかとも思った。
 その思惑は、まず当たりだったと思う。北は仙台や郡山、関東周辺はもちろん、西は京都から、のべで20名の参加者が集う宴となったのである。
 以下はそのレポートだが、風景やルート、道路状況についての紹介はわりと省いている。初日と二日目のそうしたものについては、2004年版のレポートを参照されたい。浜松→茅野までの間は、同じルートである。目新しいルート紹介よりも、全国各地からバイク人が集うことに価値があると判断した企画だ。様々な人々が集うバイク旅の面白さに重きを置いて報告してみようと思う。
 しかしながら、その本当の愉快さは、実際に参加した者にしか分からないのかもしれない。いや、情景とか道の素晴らしさも、結局は同じことだ。参加した方々には想い出を振り返る、そうでない方々には一歩を踏み出す勇気、その点火栓としてご覧いただければ幸いである。


●まずは浜松から長野山中へ一気北上



 この企画の趣旨は上記に長々と述べたとおりだけどさぁ、別の形で言っちゃうと【国道152号の走破】なのだよ。この国道、浜松から北に延びて、どんどん延びて、延びて延びて延びて延びて延びて延びて長野県東部、上田市との県境に近い丸子町でR18に出会うまで続く。まさにニッポンのど真ん中を貫く素晴らしい国道なのだ。素晴らしいけれども、山間部では忽然と国道番号が消滅したりする。これが国道か? と思うほど道幅が狭かったり舗装が荒れているところも多々ある。でも、そこがまた素晴らしく愉快なのだ。そういうところをスイスイスイ、さくさく走るのが公道スポーツじゃんねぇ。
 ってことで、東名高速の浜松I.C.で集合した面々は、街なかの喧噪を避けて最初は天竜川沿いの快走路を北上。やがて、喧噪地帯を終えたR152へ合流し、さらに少々進んだところで一休み、というのが上の写真である。駐車場が大きなこのスーパーは昨年も使用したが、出発点からの距離が一休みにちょうどいいし、夜の燃料などを仕入れるのにも都合がいい。それにしても、今年も暑いなぁ。昨年は晩夏の9月、今年は梅雨入り直前の初夏であるから当然か。まあ、文句を言ってはいけない。まずまずの好天に感謝し、丁寧に剃髪して臨んだ拙僧にお布施を出しなさい、うん? 誰もその気はないようであるな。
 ところで右下写真のご両人、HideとHitomiは昨年のこの企画でアツアツでしたね(04年レポートの最後のほうを参照)。で、こうなってしまいましたオメデトウ! 昨年は双方独身で、Hideは全体運営のカナメ役をやってくれたのだが、今年は無理でした。でもね、浜松I.C.近くの集合場所にふたりそろって来てくれて、市街地からここまでの道案内役をやってくれたのだアリガト〜多謝です。来年は絶対バイクに乗ってくるからねTDMが待っている、とHitomiは申しておりました。HideのCBR1000RRも、でしょうなぁ。いろいろと難題はできるでしょうが、待ってますよ、そしてお幸せに。


 そうそう、浜松I.C.近くで集合した面々は昨年同様、まずは老舗の鰻屋さん、中川屋で早めの昼食をとった。鰻を堪能し、ご機嫌状態で最初の記念撮影、というのが上の図であ〜る。鰻の味とか店の内部の様子などは昨年のレポートを参照。お店の場所やメニューについては>>>中川屋<<<にある。女将さん御馳走さま、そしてお世話になりましたっ。


 あとはR152をどんどん北上するだけである。天竜川沿いの区間など、ヨーロッパの道かと思えるほどの高速可能痛快道路。それが一変してセンターラインのない山岳道路になったり、突如小さな集落に突っ込んだりと、この国道ならではの豊かなバリエーションにより飽きることはない、というか最高に愉快で身も心も活性化していく。
 そんなスポーツライディングをひとしきり愉しんだところで、水窪(みさくぼ)にて休憩。道の駅、というわけではないのだが、ここは設備がちゃんとしていて落ち着ける。そして何より、ソフトクリームがある。さっき鰻を食ったばかりだろうって? いやいや、SALIDAのツーリングといえばアイスである。でもtsujiが無理矢理食わせているというよりは、youmin姉様(左写真奥の左側)の大好物だからではないか、と最近気づいた。日本全国のアイスに精通しているとかいないとか。走りも食も最高にパワフルな人である。
 さて皆の衆よ、くつろぎもそのあたりで、そろそろ出発しませう。暑い暑いなどと言っておるが、山のほうの空を見よ、あそこは豪雨が降っているはず。各自、自己責任で準備して雨空地帯を突破し兵越(ひょーごえ)峠を越えるぜ。


 案の定、水窪の休憩地を出るとすぐに豪雨が。天気予報でも、この週末は前線の通過により本州東側の広い範囲で天候が不安定になるといっていた。まあ予報よりも、空を見て判断するのがバイク人のあるべき姿。拙僧も休憩地で荷物を雨仕様にしていたので平気へーき。一瞬は雨宿りしたが、飽きちゃうので早々に走り出すと、すぐに雨地帯を通過し兵越峠のワインディングはドライ路面。峠を越えれば日差しが、そして中央アルプス方面の山並みが美しかった。
 この峠は静岡と長野の県境で、R152の難所のひとつである。というか、峠の手前は高速道路の作り(ホント)なのだが、峠道に入った瞬間に大型車通行不能の狭い道になり路面もかなりの荒れ荒れに。同時に国道番号が消滅する! いや愉快。
 上写真は、長野県側の南信濃村に降りてガス補給の図である。この先、しばらく国道を走った後にまた山=しらびそに上がってしまうとスタンドはない。その先も、ずーっとない。しらびそから大鹿村に降りてもない。あるにはあるのだが、農協系のスタンドばかりで、日曜日は休み。昨年の教訓から、ここで給油である。
 余談ながら、拙僧はここで給油しなかった。乗っていたバイクはBMW製である。スポーツ性重視のK1200Sとはいえ、BMW車なのだから250km程度の航続距離を備えていないはずはない。翌日、茅野で入れればよいと考えた。がぁ、じつはアマかった。燃費は、高速巡航なら18km/L程度と悪くないが、ワインディングで開け気味にすると13〜11km/Lくらい。しかもだ、タンク容量が19L(そのうち警告が出るリザーブ相当域が4L)とBMW車にしては非常に少なく、山間部だと200km走行弱で「給油せよ」の警告が液晶パネルに出てしまう。安心して使えるタンク容量は実質15Lくらいかなぁ。翌日に高遠(たかとお)で給油して事なきを得、皆の衆に罵声を浴びせられる事態は避けられたけどね。


●日本のチロルへと駆け上がる


 南信濃村の小中学校脇にある、ええっ?というほど細い脇道に飛び込む。R152はまだ続いているが、やがて山にブチ当たって消えるのであり、この脇道が「次のR152」につながっている正当な北上ルートなのだ。ここからは急登坂の連続。どんどん登る、ガンガン登る、登る登る登る登る登る登る登る登る登る登る。標高2000m級の、日本のチロルとも呼ばれる【下栗の里】をめざすのだ。その道路や驚愕するほどの絶景などは04年のレポートを参照のこと。
 この日は最高の天気とは言えなかったし路面もウエット気味ではあったが、雨はほとんど降っていなかった。そして下栗の里に着いてみれば、南アルプスもちゃんと見えていた。天気予報からすれば、上出来のコンディションである。そこで昨年同様のポイントにて記念撮影。だが皆の衆は、ノリがイマイチだな〜〜〜ヘルメットを脱がないヤツも多いぞぉ。まあ、ちょうどこの写真を撮ろうと思ったときにパラパラッときたのではあるが、なんだこれくらい空は明るいぜ。
 ま、いいっか。ノレないものは仕方がない。とっとと行くぜ。あとは比較的平坦な10km少々の道、まあ石ころとか枝とかは多々落ちているが、それが公道というもの。かぁ〜るいもんだ。風呂が待ってるぞぉ。


 じゃじゃーん、標高ほぼ2000mの宿【ハイランドしらびそ】に御一行様が到着である。ほとんど雨らしい雨にも降られず、ここでは完全にあがっておるではないか、素晴らしい。
 なお、上の2カットはEARTH@FZ400氏のご提供であります多謝。最近、一眼レフのデジタルカメラであるキャノンのキッスデジをご購入で、いろいろと撮っていたのだが、その一部を譲っていただいた。やっぱり拙僧の35000円カメラよりは格段に解像度がいいねっぇ、とカメラしか誉めないtsujiであります、いつものことですが……悔しい。

 こちらは、同じく到着直後のtsujiカメラ映像。どーじゃ、3000m級の南アルプス群もシッカリ見えておる。記念写真でその山々と人間の両方を映し出すのはデジカメでは非常に難しいことで、チャレンジはしたが後方はやはり真っ白。テクニックの問題ではなくカメラである、あくまで。しかし……山々の映像は荒れているなぁ……デジカメでももう少し高価なヤツなら……記念写真だって山を入れ込みのが可能かも……。と、相変わらずカメラのせいにするのであります。しかし、高級カメラを買ったらこの言い訳ができなくなるな。


 カメラが……といったtsujiのゴタクなど誰も聞いちゃいない。とっとと風呂である。ここの宿は、アルプスを一望にする展望風呂が目玉。しかし、我々が入浴するころには雲行きが怪しくなり、お山の姿は隠れてしまった。さらに豪雨と強烈な雷!!! でも、我々が走っていたときは穏やかな天候だったのだから、考えてみればツイているのだ。よかった、よかった。
 そして夕食。いっただっきま〜す。この宿は上村(かみむら)の村営で宿泊費は民宿程度だが、部屋は綺麗だし、食事も美味しくて量が多い。周囲のロケーションも最高でお勧めだ。詳細はwebサイトのハイランドしらびそにある。ただ、05年10月から上村は飯田市に吸収合併されるため、このURLが継続するかは不明である。



 食事を終えたら部屋に戻って静かにくつろぐ……なんていうのはSALIDAらしくない。そもそも、そんな連中ではない。拙僧が仕込んだわけではなく、なぜか飲んべえが集まる。騒ぎ好きが集う。なんでこーなったんだろーなぁ〜。いいんだけどね、楽しいから。
 で、飲む、喋る、飲む喋る、飲む喋る飲む喋る飲む喋る飲む喋る。飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む飲む。上左端写真の顔が大きい御仁=UNO氏に関してだけは全然飲めないんだが、飲んべえたちと同じように騒いでおる。その右写真では、EARTH先生もガンガン飲んでおられる。左側は青ロク氏ね。奥でおとなしそうな笑顔を浮かべてるBJOKE氏も、じつはけっこう飲みます。youmin姉様と酒瓶を較べ合うnao氏も、青ロク抱えてる部長もその奥の青ゾウ氏も、もう完全にデキアガリ。
 そして酒の席といえば、下列右端におられる夜の女王ことHiromi女史。この日の後半はフルスロットルを通り越し、120%開度で飛ばすは飛ばすは。すでにもう目がイッってます。翌日は体調がイマイチといっていたが、そりゃそうでしょ。
 じつはこの騒ぎの中、外では空がどんどん晴れていった。昨年ほどではないとはいえ、かなり多くの星が、天の川が、そして流れ星も見られた。そいつを眺めながらの入浴を今年も愉しめたのだよホント。飲み飲みに没頭していた輩、飲み疲れて寝てしまった輩は拝めなかったな、残念でしたねぇ。


●2日めも素ん晴らしぃ〜お天気!


 2日目の朝、起きてみればこの晴天である。日の出も捉えた素晴らしい映像。っといっても、これまたEARTH氏の撮影&ご提供ですアリガト。アングルとかトリミングの仕方、色出しもなかなかですねぇ、とここでやっと誉める、誉めざるを得ないtsujiであります。元々はBBSにアップされたものだが、ページレイアウトの関係から若干フレーミングを変更させていただきましたゴメン。画質や大きさもちょっとダウンですんません。これ、web用でなくオリジナルならかなりの画質でしょうな。EARTHどの、キッスデジ抱えてSALIDAの記録係をやりませんかね? あっ、ギャラは出ないですゴメン。
 んなこたぁ〜いいやな、気ん持ちいい〜っ! 最高の朝です。
 その朝日の中、8時ころにはリグ氏が愛車CBR900RR(名車98年型であるところがポイント)でご到着だ。愛知県は豊明市の自宅からの来襲であるご苦労。何しろ静かな山の中、はるか遠くからCBRサウンドが近づいてくるプロセスを皆の衆は耳で愉しんでいた。途中で音が消えたりしねぇ〜だろ〜なぁ、とか言いながら。


 オープニングタイトルに使用している記念写真を撮ったら出発準備完了。大鹿村へ向かって北上していく。その道中にある唐松林は、今回もやっぱり素晴らしかった。tsuji的には最高のお気に入りで、今年もワンカット撮影。今年は新緑の唐松である。緑の部分がやや荒い画質だがご勘弁くだされ。そして他の写真よりちょっと重いのもご勘弁。この木漏れ日の中を走り抜けるのって、もう言葉にならないくらいの気持ちよさなのだよ想像して欲しいね。
 道なりに進むと地蔵峠から大鹿村になり、同時にR152の看板が復活。だからといって路面がよくなるわけでもないが、ここから高遠へと向かう道もじつに素晴らしくダイナミックである。その道中で、相模線氏も追いついてきた。神奈川県からの出撃であるご苦労! 愛機VTR(250)のフル性能を引き出しての追撃であったとか、なかったとか。


 そして高遠の少し手前にある道の駅「南アルプス村」。ここの居心地はすこぶるよい。しばし全員が弛緩タイムを愉しむ。おともは、もちろんアイスである。ソフトクリームでないのが残念とは某姉様のご意見であったが、いやなかなか美味しかったよん。
 以後、高遠で給油(tsujiのせい)しつつR152を追って茅野へ出る。この道は、枝突峠より手前の高遠側が良路ハイペース巡航タイプで、それまでとは違ったスポーツを堪能できるのがお楽しみ。峠より茅野側は、コークスクリュー状態の下りでこれまた愉快である。
 茅野で昼食。昨年は”ほうとう”だったが、今年は信州蕎麦とした。食後に2名が離脱して帰路に就く。そう、今年はあちこちで合流と離脱があり、管理者としては(管理してたかよ?)手間がかかるのだが、1泊2日企画や日帰りでも、SALIDAはそういうスタイルを目指してきた。兵隊さんじゃあるまいし、最初から最後まで隊列を組んで規律正しく、なんてねぇ。バイクは自由の翼なんだからさ。申告なしの勝手は困るが、事前に申し出てくれていればエリアごとの名簿を作ればいいのだ。少しでも広いエリアから、脈絡のない様々なバイク人が集えるよう、今後とも努力するつもりですハイ。


 茅野からは、モロにR152を追うと宿に早く着きすぎて面白くない。それに去年とまったく同じ道も、そろそろねぇ。ってことで、R299=八ヶ岳横断道路で遠まわりすることにした。このあたりになると、かなり行き当たりバッタリtsujiの気分次第になる。SALIDA流とも言う……かな?
 そのR299が八ヶ岳山脈を越えるポイントが麦草峠だ。峠よりちょっと手前に写真の麦草ヒュッテがあり、ここがなかなか気分だった。内部の食堂に上がりコーヒーなどすする面々もいたな。白駒池への登山道入り口がある大駐車場などより、よっぽど趣がありまする。
 しかし……なぜかビッグオフが増殖しつつあるSALIDAだ。拙僧の責任ではない(と思う)が、日本の道を風のように駆け抜けるのには最適の機種のひとつに数えられることは確か。そこに八丁堀氏のドゥカティSS900(赤から白に変身)が同居している様が何となく面白かった。反対側にはCBR900RRも、そしてVTRも。この雑多感がtsujiは大好きなのである。
 のんびりしたあとは、2名が離脱しつつ山を東へと下る。今来た道を戻るのはバイク人としては極力避けたい。それにR299を走りきってR141を少し北上し、臼田町あたりから左に入ってR152の大門峠へ出る【蓼科スカイライン】はけっこう面白そうだ。いや、確か以前に走った気がするぞ……中高速ワインディングの連続で愉快だったような……。っていうtsujiの気分で行ってみたら、これが最高に面白かった。中高速ワインディングはですね、少しはあったけど、多くは予想とはまったく違う道。勘違いであったが、面白かったからいいじゃんねぇ。あっ、新しいツーリングマップルには載ってませんよ、13万分の1縮尺の昔ので探してください。挑戦してみるのもいいでしょう。何しろ愉快なんだから。


●これがウワサの壊れ時計=夜が長いぜよ!


 そんなこんなで遊びまわりつつ、2泊めの宿である【壊れ時計】に到着。おっと、宿の外観写真を撮るのを忘れてしまった>>>こちらを参照されたい。エコーバレー・スキー場の近くにあるペンションだ。大きくはないし豪華でもないが、上のダイニング内を写した写真からも、大人の落ち着いた雰囲気が想像できると思う。到着早々、御一行様はここでウダウダ、風呂に入ってきてはウダウダ。昼間とはまた違った大人の時間???が始まろうとしている。翌日のルートをtsujiとともに検討するメンバーもいるが、すでにビールが何本空いてるのっ! まだ夕飯前である。


 今までのはプラクティスね、んじゃ改めてカンパーイ。そして、いっただっきまーす。手前左のKURAはすでに顔がやや赤い気もするが、なんの、これから。そうそう、KURAは静岡県の磐田在住だが、今回の企画では現場とりまとめの重責を担い、事前にしらびそ入り口までのルート実地見聞までやってくれたのだよ。貴重な休日を費やして---多謝です!


 ボリュームタップリのディナーも終わりに近づき、デザートタイムに入る。ここからは落ち着いた大人の時間で、八ヶ岳の自然に着いて語り合う……なんていう連中ではない。コツコツと飲み続ける輩がほとんどである。だいぶ調子が出てきたようで話も弾む。中央写真、KURAはすでに真っ赤であるが、ここから本腰を入れるのがいつものパターンだ。KURAの右はUNO氏。相模線が辞退した(意外と小食)メインディッシュを食いつつ、もちろんその前に自分のは完食しているのに、ここでさらに飯のオカワリもするという豪傑であるアッパレ。KURAもかなりの大食漢として知名度が高いものの、UNOはその上を行く。でもなぁ、この程度で終わる連中ではないハズなんだが-------------------------------------。


 という状態のところに、火を付けたのがこの”うえっち@SV1000S”と、彼が持参した焼酎。そのアルコール度数は40度で、まさに火付け役である。
 その酒の由緒を聞き、皆の衆は目が真剣になった。あの越乃寒梅の酒蔵、石本酒造が高級日本酒を作るときに出る酒粕を使用し、最高の技術と贅を尽くして生み出す焼酎なのだそうな。そしてこれ、お得意先に配るためのもので非売品。値段がないということは、時価である。”うえっち”が購入した価格はと聞けばこの4合瓶で、なななぁんと29000円! いよ〜ぉ太っ腹!!!
 ブランドもさることながら、価格に対し超敏感にリアクションする面々。その価格は、なんと相模線の愛機購入価格とほぼ同じなのだからすごい(どっちがすごい?)。その場で銘酒VTRとの名が付けられたよ、石本酒造は怒るだろうなぁ。
 当初は皆の衆、その価格にビビッて少量ずつ舐める。拙僧も舐める。口腔を突き抜けるさわやかなアルコールの刺激、続いて広がる芳醇で強いけれど上品な香り。これは、いいっ!
 と思ったのは拙僧だけではなかった。次から次に差し出されるグラス。やがて、舐める程度が、飲む程度に。リグさんコップじゃんよ。ったく遠慮を知らぬ連中だ、拙僧の分も残しておきなさいってば聞いてるのかよっ。
 と騒いでいるところに、夕食の後かたづけを終えたオーナー登場。右端の写真がその人、知る人ぞ知る川添晴弘氏であ〜る。”うえっち”から銘酒VTRを注いでもらう、この表情。飲んべえ以外の何者でもないことを証明している。じつはこの人、tsujiは四半世紀以上のつきあいとなる先輩であるが、まあそんなこたぁーどーでもいいやな。セロー1KHとハーレー883を所有し、バイクと自然と酒をこよなく愛する人物である。風貌どおり、アバウトな性格で心優しくもある。


 一同、完全に火がついた。銘酒VTRは一瞬のうちにただの空瓶になんてしまった。オーナーも火がつき、んじゃあ台所にある酒を、と引っ張り出してくる。しかし、一升瓶の焼酎も、一升瓶の地酒も、瞬く間に空瓶へと近づいていく。あな恐ろしや。


 こうなったら、もう誰も止められない。って、止めるヤツがいるのか? 相模線@VTRは涼しい顔しながらクイクイ飲む、KURAは真っ赤な顔してグイグイ飲む(上段左)。youmin姉様@FZS600は顔色ひとつ変えず淡々と飲む。その横でややあきれ顔は京250@ホーネット(250)。お遊びSALIDA企画は初めてだからね、ちょっと唖然も不思議ではない。とかいいつつ、ワインの瓶がどんどん空いていく(上段中)。オーナーも快調に飲む。この人が完全に酔った姿は見たことがない底なし男である。餌食になるのはKURA@TRXとCopse@R1150GS。けして地図を見ながらルート研究をしているわけではなく、ずいずいとオーナーのペースに引きずられて……。
 ついにnao@R1100GSは、隣室のゲームルームでダウン。まあいつものことである。ここなら朝まで放っておいてもいいから安心安心。相模線が吠える、リグ氏が突っ込む(下段中)。そして、いつもはおとなしいRocky氏もブンブン全開モードであるぞ知ぃ〜らないよん(下段右)。


 このあたりになってくると、拙僧もかなり酔いがまわり、なんだかワケの分からん写真ばかりになっております。まあこれもヨシと。さてさて、ラストまで残ったのは誰だったんでしょうかねぇご想像にお任せします。しかし全部で何リットルのアルコールが消費されたのであろうか???


●今朝も好天さすがSALIDA


 前日、ところどころで局地的な雨には遭ったが、概ねは快適ツーリング状態であった。そして3日めもこの好天。我々は、なんだか申し訳ないくらいに幸せであったよ。そして、この日も素晴らしい唐松の緑をうんざりするほど(しないよね極楽)駆け抜けていくことになった。まずは当初の目的、R152完走である。R152からほんのちょっと入ったところにある宿を出た御一行様は、そろって北上。R18に突き当たって右折した、まさにその交差点近くの駐車場で撮影した記念写真が右上だ。後方の道路標識が証拠である。昨夜は柄にもなく不調だった八丁堀氏も、中央後方でウルトラマンポーズを決めている。いや全員、絶好調であります。手前のバイクはUNO氏が乗ってきた奥方用のR80GSベーシック。
 絶好調とはいえ、遠路組みはそろそろ帰路を計算する場所。ツーリングとは、どこかへ行くことではなく、確実に帰り着くことだからね。部長とnaoの仙台組み、及び郡山の青ゾウ氏は、そろって日本海経由で。豊明市のリグ氏と京都の京250氏はツルんで美ヶ原など走りつつ中央道へ。それぞれがここで離脱となった。
 でもねぇ、関東組はまだ余裕シャクシャクでしょうに。もう少し遊ぼうぜ。というtsujiのそそのかしに、残りの面子はまんまと乗ってきた。面白げな道が、あるんだよ、ご案内。ってtsujiも地図から想像しているだけで行ったことはなく、嗅覚だけの行き当たりバッタリ。でもそれがバイク旅じゃんねぇ。さあ行くぜ!


 この道が、よかった。R18の牧家(ぼっか)交差点から山に駆け上がるルートはほどよく中高速で路面もほどよく荒れていてアクティブ。K1200Sが備える他のバイクにはない性能を愉しむには最適であったよ。そして、グングン登るほどに広がる唐松の緑、紺碧の空。テッペンは、地蔵峠(昨日も同名の峠を通ったなぁ)で、ついに群馬県は嬬恋村に片足を踏み入れる。その峠は突然観光地になっていて、ソフトクリームがちゃんとあることにyoumin姉様は満足なされた御様子であられたよ、うん。


 そして、この峠から尾根伝いに4kmほど行ったところに、池の平湿原というのがあった。駐車場にバイクを止め、皆で1時間ほど歩きまわったのだが、これがまた最高。写真は色がちょっとわざとらしいが、文句を言ってはいけない。拙僧のカメラの電子頭脳が狂ってしまい完全に色がぶっ飛んでいたのを、UNO先生(その道のプロ)が修正してくださったのだ多謝。集合写真のバックの緑は、ほぼ現場で見た感じが出ていますぞ偉い。それにだ、標高2000mにある湿原の色とか、空の青さとか、あの空間の感触って、行った者でなければ分からない。写真は、それを思い出すためのキッカケに過ぎない。やはり自然は行ってみてナンボ、バイクは走ってナンボですな。
 だけどさ、翌日は普通に写っていたが拙僧のカメラ、そろそろ……かなぁ。
 それはさておき、御一行はこの後、さらに尾根伝いに進んだ。5kmほど未舗装路だったが、そんなもん平気。というか、オフ車軍団は嬉々としてtsujiに砂塵を浴びせてすっ飛んでいった。K1200Sじゃ無理はできない(壊したら怒られそうな気が---ちょっとね)けど、けっこう走れるねじつは。というテストをしたのは、BMWジャパン様には内緒である。
 そのダート道からの眺めは素晴らしかった。車坂峠から小諸への下りコークスクリューでの走りも、じつに愉快であった。皆の衆も、満腹状態でそれぞれの帰路に就いたのであったよ。
 以上でおしまい。さて来年はっと……。


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■tsuji@SALIDA てなわけで皆の衆、またいつかどこかで。