☆10月13〜14日 林道ぴよぴよ学校in山梨



 今年3月に続く、オフロードライディングの入門スクール「林道ぴよぴよ学校」の第2回目が開催されました。プロデュースは前回同様、Ryumakey氏。開催場所のベースには、今は使われていない山梨県の牧場が選ばれました。上はその牧場の「庭先」での記念撮影。これが、ほんの庭先です。広大な敷地を贅沢に使って、自由奔放に走りまわったり、基本テクニックをお勉強したり、さらに勇士はヒルクライムなどにもチャレンジ。夜はジンギスカン料理を囲んで大宴会。翌日は近隣の林道を越えつつ長野県側まで足を伸ばすオフロードツーリングを堪能。しかも時期は紅葉真っ盛り。なんとも贅沢な、お遊びとお勉強の2日間となりました。
 今回の参加者は9名。お祭り騒ぎにはちょっと少ないけれど、マンツーマン指導とフレンドリーなパーティー気分にはベストの規模です。SALIDAの企画には初めて参加の方も2名いらして、わいわいドタバタ大騒ぎ。そしてお天気は、つじの企画としては当然の晴れ。ベストなロケーションのなか、いい汗いっぱいかいて、みなさん遊んだ騒いだ遊んだ遊んだ遊んだ。つじ自身も、面白かった楽しかった気持ちよかった。
 こういう企画、またやろうと思ってます。


●まずは牧場のお宿の庭先で、ちょい




 中央高速の勝沼インターから走ること30km弱で太平牧場に到着。早めのお昼ご飯を食べたあと、まずは基礎練習を牧場の宿泊施設の庭先で。ほんの庭先なんですよ、この広い芝生が! フラットに整備されていて、走りやすいし転んでも痛くない。通常はバイクが走っていい場所ではなく、事前に許可をいただいての走行です。芝生を痛めるようなカリキュラムも行いません。
 で、最初にみなさんが何をやったかといえば、タイトターン。オンロードでもオフロードでも、つじはバイクの基本ここにありと思っています。タイヤの滑らせ方とか、リーンアウトのフォームとか、そんなことどーだっていいくらい。重要なのは、バイク&人間の持つ基本機能を素直に活かすことなんですね。
 茶セローのマッキーさん、背中に鉄棒が入ってますよ。緑セローのヒロミさん、お供え餅状態ですねぇ、目線も問題かな。XR400の「もきち」さん、カッコいいけど、バイクをネかせすぎ、お尻をアウトへずらせすぎじゃないかなぁ、同じように曲がれればアクションは小さい方が自由度が高いよ。


●ちょっとお休み


たかがタイトターンですが、されどタイトターン。真剣にやればけっこうな運動量になる。しかも、天気は最高の秋晴れ状態。気持ちいい汗をかいたら、屋外バーベキュー用の大岩テーブル(ご主人自らが山から切り出したもの)で一休み。何たって、庭先でのトレーニングですから、お気楽ぅ。牧場のお母さんに頼めば、お茶や冷たい飲み物、なんならビールだって出てきます。と、みんなが一服したところで、つじは何やらレクチャー開始だぁ。


●ギャップ通過の基本練習です




ここでつじが指示したのは、砂場の囲い用に固定してある丸太の通過。細い丸太で、乗り越えるのはとっても簡単。普通のオフ車なら、スロットルワークもボディアクションも必要ありません。とはいえ、そこをなるべくスムーズに通過する。ポイントは、スタンディング姿勢で腕と足のバネをうまく生かすこと。丸太に前輪がかかるときは腕を、後輪がかかるときは足をサスペンションにして、自分の体重の負担をバイクや丸太にかけないようにする。バイクに優しく、丸太に優しくです。おーい、みんなそんなに気合い入れてスロットルを開けなくていいんだよ、手足の力ももっと抜いてね。


●今度の丸太はちょっと太いぞ


ギャップ通過の基本ができた(?)ところで、今度はすぐ隣のもう少し太めの丸太でやってもらいました。やるべきこと、コツやタイミングはまったく同じなんだが、さっきの丸太よりほんの少し太いだけなのに、基本を守らないとけっこう跳ねちゃいます。なめてると、これがなかなか……。


●動く丸太は難しい




今度は、芝生の上に転がした中くらいの丸太を越えるのがテーマ。固定された丸太で練習したギャップ通過の基本に、ほんの少しだけスロットルワークとボディアクションが加わります。乗り越えること自体はさして難しくない、このくらいの丸太なら。でもそこで、なるべく丸太を動かさない、というのがポイント。丸太が固定されていないところがミソなんですね。バイクに優しく、丸太に優しく、大地=自然に優しくです。そういう優しさは、確実な走破能力を生み、リスクを減らし、無用な体力消耗も防ぐ。パワーとか根性じゃない、技ですタイミングです。F650GSダカールのJOSEFさん、R1150GSのUNOさん、力を入れすぎ! 飛びすぎ! JOSEFとUNOは、かの有名なGSクラブからのご参加でした。初心に戻るその姿勢、偉いです。

で、そのタイミングをさらに発展させればこれもできるはず……と希望者に限ってですが、こんなこともやってもらった。U字溝越えです。動く丸太より、もうひといき、スロットルワークとボディアクションを使います。もきちさん、もう少し優しく越えましょうね。隊長ことRyumakeyさん、激突してどーすんですか! 目線が地面に釘付けですよ。加えて「越えるんだ」という強い意志を持てば腰がもっと前にいくハズ……とここでレクチャーしておきましょう。来春まで課題ですぞ。じつは隊長のU字溝越え、みんなが楽しみにしている名物なんですね。UNOさんも、横で見ていて欲情が抑えられなくなり、つじのセローでトライしてスーパーマンのような華麗なフォームで空を飛びました。拍手喝采を受けたのですが、あまりにウケたので写真を撮る余裕がなかったとさ。


●広大な牧場に場所を移して


いつまでも庭先じゃ飽きちゃう。で、ホンの2分ほど走って、牧場へ。この広さ。どこをどー走ったっていいんだぞ。すごいだろ、羨ましいだろ。あたりの山3つくらいはこの牧場の敷地です。とてもカメラのフレームには収まりきらない広さの中を、しばし勝手に自由に走りまわってもらいました。なんたって、基本は遊びですから。


●坂道の基本をお勉強だぃ






自由勝手にしばし走ったところで、お勉強を開始。まずは上り坂の基本です。つじが設定した場所は、まあ、大したことのない斜面。そんなに傾斜はきつくない。牧草も深くないし、岩などもない。ただ、ちょっと凹みがあるんですね。土が露出した凹みがミソです。ここを、スピードをつけて勢いでドビュッと行く根性走行ではなく、なるべくゆっくり登ってもらいます。バランスを取りながら、ていねいにトラクションをかけつつ。さっきまでの基本練習、とくに足腰の使い方、思い出してくださいね、みなさん。真面目にやっとかないと、明日の林道のガレ場で苦労するかもよーーーーっと、横で叱咤激励するつじでありました。


●登りがあれば下りもあるさ






同じ場所で今度は下り坂の練習です。登り坂と同様、やはりゆっくりと確実に走ってもらいました。バランスと、ハンドルから力を抜くこと、ていねいかつ確実なフロントブレーキ操作がポイントです。速さより、確実に走破することがオフロードツーリングでは重要。必要なときはすぐに止まれなくっちゃ。こうして端で眺めると何気ない下り坂なんですが、ちょっと仕掛けが効いてますね。ドロの凹みが。悪戦苦闘してる人もいるようで。銀ランツァの部長、お上手。青ランツァのだいちゃん、だんだん力が抜けてきましたね。JOSEFは腕力使いすぎかな。いつもは飛ばし屋のもきちさんも真剣トライは偉い。隊長とヒロミ、バイクに寄りかかりすぎだよ。おっとマッキー危ないぞぉ、バイクとのコミュニケーションを忘れずにね。


●牧場内の林道で実践のお勉強


様々な基本練習のほかにも、じつは牧場内の林道を使って、もうちょっと実践的なトレーニングもやったんですよ。タイトな登りターンでの目線配分とか、砂利道でのワダチ越えのタイミングなど。横で鹿のカップル(本当はトリプルだった羨ましいですつじは!)が笑っておりましたとさ。牧場の敷地内に林道が数本あるのです、スケールがでっかい。


●2日めは林道ツーリングだぃ


初日の夜、日中の各氏のパフォーマンス論評(?)に始まり、モンゴル帰りのヒロミやドイツ帰りのJOSEFの武勇伝、やがては意味不明の話題で盛り上がる飲めや飲めや飲めや飲め飲め飲め飲め飲めのランチキ騒ぎは省略。翌日はいざ、本格的な林道へと出発しました。最初に行ったのが、超有名な川上牧岡線。山梨側はほぼ舗装工事が完了していて、ダートフリークには悲しいことですが、楽ちんではあります(観光客で混みますが)。最高地点の大弛峠は、標高が2300メートルもあって別世界。その峠の2kmくらい手前が、じつは絶景ポイントなんだ。どうぢゃぁ、この雄大な眺め! 向こうには、南アルプスの雄姿も鮮明に見えているぞ。あまりに雄大なため、3カットの連続写真で処理。左から右へと3つの写真を横につなげて見てちょーだいなぁ。

というわけで、その絶景の元で記念撮影。今日もいいお天気であります。


●こんな景色、みんな見てた?


大弛峠を長野県側へ越えた途端、状況は一変してガレガレの急勾配の下りで、ヘアピンの連続。みなさんの自己責任で走りなさいと、麓での集合を約束。みんな無事に麓までたどり着くのか、やや心配ではありましたが、やはりバイクは自己責任の乗り物。アシストしすぎたら、いつまでたっても自立&自律ができません。おっと、ガレガレ路面の写真を撮るの忘れた。で、結局大事はなかったのですが、必死で走って人、こんな景色があったの知ってた? テクニックを磨けば景色を見る余裕ができますよ。目を三角にしてカッ飛んでた人、せっかくの大自然、こういう景色を発見する余裕を持ちましょうね。


●別の林道へ移動


長野県側に降りたあとは、舗装路をしばしビュビュッと走って次のポイントへ。10km少々の林道を2本ほど走りました。ガレあり、マディあり、樹木の木漏れ日のトンネルありの千変万化のロケーションは、楽しんでいただけたでしょうか。その林道にはこんな景色があったんだが、みなさん気付いたのやら、どうやら。


●こんな方々がいました


こんな人もいました、という恒例の人物紹介。女性を大事にする(偏愛ではありません)つじですから、左からまずモンゴルツーリング帰りの爆女ヒロミさん。その右はバイクの面白さを発見しつつあるマッキーねーさん。そして右端は、このイベントの仕掛け人である隊長さまさまさまさまさま、であります、ほんと大変ご苦労様でした。

さらに、忘れちゃならないこの人、記録係をかって出てくれたShimさんです。彼、集合写真のほかはどの写真にもほとんど写ってないでしょう。みんなの写真を撮ってたから、なんですよ。で、申し訳ないのでつじが彼を入魂撮影。元々のフレーミングよりも人物重視にトリミングしましたが、JOSEFの愛車を借りてのこの構図はちょっと決まりすぎじゃぁ。人生は長いから次回のお見合いなどにお使いになってはいかがでありましょうか? と他人の家庭を脅かすつじであります。
というようなことで、遊びまくった2日間でした、チャンチャンっと。
ほんじゃ、またいつかどこかで。