☆4月28〜29日 福島林道調査



 積極的に募集したわけでもないのに、一緒に行きたいという希望者が神奈川から1名、千葉1名、栃木1名、さらに仙台から5名の、合計なんと8名も。いや、そんな大げさなもんじゃなかったんだけどなぁ。千葉と神奈川の人は急用で来れなくなってしまったけれど、それでも仕掛け人つじ・つかさを入れて7名というのは、こうした冒険ツーリングじゃ多いほうでしょう。配布した案内書には「必要なものは健康な体/整備済みのバイク/山の中で一夜を過ごせる装備。宿泊場所に電気/ガス/水道/トイレなどは一切ありません」とあるだけ。
 ま、企画のタイトルは堅苦しいが要は遊び。そこんとこ、参加者全員が分かってましたね。舞台は栃木/福島の県境の山々。簡単そうでいて、なかなか手強い場合が多いこのエリアは、つじのお気に入りです。そして案の定、手強かった。名目は村道とか県道になってはいるものの、自然の偉大さをタップリ披露してくれました。そんなわけで、栃木県側で奮闘するも県境を超えることはできなかったけれど、いやーーーーー遊んだ遊んだ遊んだ遊んだ遊んだ。愉快でした。結局、目的地なんてどーでもいいんですよ、大自然の中でいい汗かければ。
 こんな遊びは未経験だが行ってみたいという方を2〜3名単位でお連れする、そういう企画を検討中です。興味のある方はつじまでご連絡ください。


☆まずは腹ごしらえ


林道調査隊一行は街のスーパーで買い出しを済ませると、山の中へスタコラ。一刻も早く、人造物の群から脱出したかったのです。林道を走ること10km程度で秘密のキャンプサイトへ到着し、まずはお昼ご飯。ただのおにぎりでも、こんなところで食べれば旨い、旨い。周囲には人家も電信柱もありません。脇には熊のうんちがありました。


☆調査対象A林道


テントを設営してから、いざ本日のアタック。このA林道、つじは一度も峠まで到達したことがない。たいていどこかで前進不能となる。この日もけっこう荒れていて、走り出してすぐにこんな崖崩れ。まあ、バイクならかーるいもん……でもないバイクもいました。仙台から来た赤のBMW(R1100GS)にまたがるnaoさん、岩にエンジンが引っかかってすでに苦戦。最後尾は栃木の銀BMW(R1150GS)に乗る「部長」さんで、今回はサポート役に徹し、キャンプサイトまでは座席後部に段ボール箱を積んでました。その中には、みんなの食料&酒類がドッサリ。翌日はみんなのゴミをそこに詰めて、自宅まで持って帰ってくれました。


☆ちょっと手強い崖崩れに遭遇


今度の崖崩れは、ちょっとだけ手強い。BMW組はこれ見た途端、さっさとキャンプサイトに帰っちゃった。まだビール飲んじゃダメだぞぉ。で、セローにまたがる最年少ノブ君は難なく通過。ランツァのShyuさんは元気よく開けすぎてスッテン。こういうとこは気合いじゃなく、後輪に岩が当たる瞬間にうまくスロットル戻すのがポイント……と講釈するつじでしたが、自分はどーなんだ! 苦戦してるとこ、しっかりnaoさんに撮られちゃいました。しかし、この時点ですでに、周囲に積雪がちらほら……。


☆ちょっと手強い倒木、そして積雪


冬場の積雪と凍結が溶ける結果として地盤がゆるみ、この季節は道の側壁が崩れる。立派な樹木もこのとおり、崖と一緒に崩れ落ちてました。動かせる倒木は排除し、動かせないのはポケットノコギリで切断。あとは体力でバイクを持ち上げて通過です。倒木に引っかかってるのは、つじの本妻ではなく愛娘のセロー号。左からShyuさん、ノブ君、そして体力抜群のコウさん。で、ここはなんとか越えたのだが、その先数百メートルで急に雪が深くなってしまって前進不能に。同じ倒木をまた越えて引き返したとさ。いいんです、遊びですから、遊び遊び遊び。


☆いよいよメインイベント


キャンプサイトに戻ったら、雪解け水が流れる沢で冷やしておいたビールで乾杯。奮発して「エビス」であります。この一瞬の快楽のために汗を流しに行ったようなもの。旨い!!!!! 左端が部長。中央の帽子の人はマコトさんで、林道アタックをエスケープして釣りしてた(魚にはフラれた)が、やっぱり旨そうです。すでに薪も集めてあり、宴会の準備は万端。そしてこれからの主役は、最前列のコウさんだった。オリーブオイルでニンニクを炒めてイタリア産のトマトを煮て……と名シェフぶりを発揮していくのでした。ところで、つじは豪華1680円のステーキ肉を筆頭とする食料を木陰に隠しておいたのだが、なんとキツネだかサルだかにすっかり食い荒らされてしまった。なんで僕のだけ食われるんだよぉ。みなさん、ご飯を恵んでください、お願い。


☆星空の下の大宴会


最初は食い気。各自が工夫のつまみとパスタに始まり、豚キムチ鍋、不思議な雑炊……と食欲が満たされるころからは、飲む、飲む、飲む。やがて三日月が沈み、頭上には満天の星空が広がる。たき火の明かりを囲んで宴は続くのでした。左後方にある栃木農協のピーマンの箱がニクイ。マコトさん、ついにヘベレケ状態。


☆2日めもいい天気だ


翌朝もいい天気でのスタートとなりました。集合写真はつじのミスでちょっとピンアマ、ご勘弁。この後の撤収では、自分たちの出したゴミはもちろん全部回収。たき火のあと始末もしっかりやりました。あとから来る人のためにも、焼け残りを散らかしたまま立ち去るようなことはできません。そして調査対象B林道へと移動すると、こんなに美しい情景に出会い、思わず真剣に撮影。デジカメのわりに、いいでしょこの写真。フルサイズだと400kbくらいあるんだが、ほしい人います? 壁紙用とかに希望者が多ければ、そういうコーナーも作ろうかと思っています。


☆調査対象B林道


B林道を5kmほど進んだところで、かなり手強い崖崩れに遭遇。山菜取りや渓流釣りの人たちのクルマは、当然ここまで。しかし、バイクは進めるのです。セローなどは簡単……崖下を見なければね。大変なのはBMWの2台。何しろエンジンが横に出っ張ってるもので。コウさんの腕力で岩の突起を叩き割って道を少し広げ、荷物を全部下ろしたBMWを1台ずつ、こうしてみんなで通しました。もちろん、その重量で足元が崩れないか、頭上から新たな岩崩れがないかと、細心の注意を払いながら。しかし、バカな集団ですね我々は。大バカ者ですけど、面白いんですよね、こういうの。


☆お山はまだ雪が深かった


全車、難関を突破し、その後もいくつかの崖崩れだの積雪だのを乗り越えていきました。しかし、高度を稼いで行くにつれ積雪が増えていく。結局、このB林道の入口から10kmほど進んだところで、大量の積雪により前進不能に。ついに福島県側には越えられませんでした。残念な……でもなくて、あー面白かったの記念撮影であります。ところで腹が減ったぞ。ここでみんな気付きました、遊びに夢中だったけどじつは空腹だったのを。さあ昼飯へ出発だぁ!


☆旨い蕎麦と鹿肉


腹ぺこ軍団を率いてつじが行ったのは、この店。怪しいでしょう見るからに。外観は、ほとんど廃屋。内部も小綺麗ではないが、山小屋のような雰囲気がつじは好きです。そして、十割蕎麦を茹でるのは、見るからに偏屈頑固オヤジ。この蕎麦が抜群に旨い。蕎麦の香が抜群に凄い。鹿肉の刺身も抜群に旨い。この日、オヤジは機嫌がよかったのか、熊の脂身という珍味をご馳走してくださって、これがまた旨かった。店の内部や食い物の写真はどーしたって? 夢中で食ってて忘れましたゴメン。この店、深山茶屋といいます。湯西川温泉の中心部から2kmほど川治方面へ行った道路の左側にあります。
てなわけで、ここで仮解散としました。仙台組は日塩もみじラインなど通って北へ、関東組は南へ。みんな、また遊ぼうな!!!!!